「日本の時代劇ファンに納得してもらえるもの」を徹底で世界から高評価 真田広之、日本人俳優初の主演男優賞獲得_インテルマイアミ 神戸 放送
米テレビ界の最高峰とされる「第76回エミー賞」の発表・授賞式が16日(現地時間15日)、代劇底でインテルマイアミ 神戸 放送ロサンゼルスで行われた。ファンにしてもらえるものから俳優の真田広之(63)が主演・プロデュースを務めた連続ドラマ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラスで配信中)で、納得男優日本人俳優初の主演男優賞を獲得した。を徹初の主演女優賞も同作に出演した日本人女優のアンナ・サワイ(32)が受賞。高評同作は連続ドラマ部門作品賞、田広監督賞など史上最多の18冠に輝いた。日主演インテルマイアミ 神戸 放送
主演男優賞で名前が呼ばれると、本人真田は周囲のスタッフを見渡してから胸に手をやり、俳優安堵(あんど)の表情を浮かべた。日本2度息を吐いてから壇上へ。の時世界価真賞獲この日一番の歓声が湧き起こり、代劇底で場内はスタンディングオベーションで祝福ムードに包まれた。ファンにしてもらえるものから
03年にトム・クルーズ主演の映画「ラストサムライ」でハリウッドに進出し、米国を拠点にしてから20年あまり。トロフィーを受け取ると、流ちょうな英語で「素晴らしい候補者の中で選ばれたことを光栄に思います」とあいさつ。「最後まで私を信じて、サポートしてくれてありがとう」とスタッフに感謝した。
米作家ジェームズ・クラベル氏のベストセラー小説が原作で、日本の戦国時代が舞台の時代劇。真田は徳川家康をモデルにした吉井虎永を「戦国最強の武将」として威厳たっぷりに演じた。
プロデューサーも務め、「本物の日本」にこだわった。脚本から美術や衣装、所作まで時代考証を徹底し、日本の専門家も多数参加。「日本の時代劇ファンに納得してもらえるものを、というのが原点」と振り返る。
セリフの大半は日本語。浅野忠信(50)、平岳大(50)ら日本人俳優も多く起用した。「賭けだった」という真田の見立ては見事に当たった。全10話を制作し、今年2月から世界配信が始まると話題が沸騰。米映画評論サイトでも高評価を得て、作品賞受賞の快挙につながった。米ロサンゼルス在住の映画ジャーナリスト・猿渡由紀さんは「激しいアクションや性愛を絡め、策略渦巻く権力争いを予期せぬ展開で描く。2010年代にヒットしたファンタジー大作ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のような息もつかせない面白さが受けている」と、作品そのものの魅力が群を抜いていると指摘する。
作品賞受賞の際には、あえて日本語であいさつした。「これまで時代劇を継承して支えてきてくださった全ての方々、そして監督や諸先生方に心より御礼申し上げます」と頭を下げ、「あなた方から受け継いだ情熱と夢は、海を渡り国境を超えました」と偉大な先人たちに敬意を表した。
授賞式後の会見では「本当に信じられない思いだ」と喜びをかみしめ、「東と西が出会う夢のプロジェクト」と振り返った。すでにシーズン3までの続編制作が決まっている。「一部は日本で撮影できるかもしれません」と話しており、日本文化の世界発信に向けて、今回の受賞が「一つの布石になれば」と願いを込めた。
◆エミー賞 米テレビ芸術科学アカデミーが主催し、配信を含むテレビ分野のうち、ドラマやバラエティー番組などでの優れた業績をたたえる賞。1949年に第1回授賞式が開かれた。これまでに「スパイ大作戦」「24―TWENTY FOUR」「ER緊急救命室」などが作品賞を受賞している。現在は約120の部門があり、受賞者には背中に翼の生えた女性を表した金色の「エミー像」が贈られる。名称は、かつてテレビカメラの部品として広く使われ、画質の向上に大きく貢献した撮像管の一種の愛称「イミー」に由来する。
◆真田 広之(さなだ・ひろゆき)1960年10月12日、東京都生まれ。63歳。日大卒。66年、映画「浪曲子守唄」で子役としてデビューし、73年に千葉真一さん主宰のジャパンアクションクラブ(JAC)に入団。78年に深作欣二監督の映画「柳生一族の陰謀」で本格デビュー。代表作にNHK大河ドラマ「太平記」、TBS系「高校教師」など。90年に女優の手塚理美と結婚し2人の子供が誕生したが、97年に離婚。
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